CASE 01 | 売場・VMD

入店はあるのに、
買上につながらない。

「センスが足りない」で終わらせず、お客様の行動を分解。主役・動線・比較のしやすさから、売場の詰まりを直した例です。

※ 実務でよくある状況を再構成したモデルケースです。数値は改善イメージであり、成果を保証するものではありません。

売場改善を検討するアパレル店舗のイメージ
01 / Observe

まず「売れていない」を行動に分ける

売上だけでは、入口・商品・接客のどこで止まっているか分かりません。店頭で数えられる3つの数字から始めました。

業態レディースセレクト
2店舗
規模年商 約1.8億円
スタッフ11名
主な相談入店はあるが
買上率が伸びない
入店客数 / 日約100人集客そのものは大きく崩れていない
試着率13%商品を手に取った後で止まっている
買上率17%同規模の店内比較でも低い状態
02 / Define

「VMDが悪い」を3つの課題に分解

入口からレジまでを観察すると、問題は商品の魅力ではなく、選び始めるための情報不足にありました。

買う前の迷いが
多すぎる
主役が分からない

入口から見える商品が多く、今いちばん見てほしい商品が埋もれていた。

比較しづらい

同じ用途の商品が離れ、価格・素材・シルエットを見比べにくかった。

試着への一歩が遠い

サイズ案内とコーデ例がなく、スタッフへ聞く前に離脱していた。

03 / Execute

4週間で、小さく並べ替えて検証

全改装はせず、数字への影響が見えやすい場所から順番に変えました。

1週目

主役を1テーマに絞る

入口正面は新作全部ではなく「今週の1コーデ」へ。使う色数と商品数も絞りました。

2週目

用途ごとに比較できる並びへ

通勤・休日など、買う理由が近い商品を隣接。価格差の理由もスタッフが一言で説明できる状態にしました。

3週目

試着の不安を先回り

サイズ感、透け感、合わせる商品を小さな案内に整理。声を掛けられる前でも判断できる情報を増やしました。

4週目

接客と売場を同じテーマにする

朝礼で重点商品と想定質問を共有。売場のメッセージと接客の言葉を揃えました。

04 / Monitor

結果だけでなく、変化の理由を観察

8週間後のモデル値。売上だけでなく、試着・買上・セット購入の順で追いました。

試着率
13%
試着率 / 改善後
20%
買上率
17%
買上率 / 改善後
23%
立ち止まる場所が変化

入口ではなく、比較売場で滞在時間が伸びた。

質問の質が変化

「何がありますか」から「どちらが合いますか」へ。

再現できる売場へ

感覚ではなく、週次で検証できる共通言語ができた。

問題発見から解決までのポイント

売場をきれいにすることが目的ではありません。「どこで迷っているか」を行動で捉え、迷いを一つずつ減らすことが改善です。

同じような詰まりを、一緒に整理します。

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